マラソンは、長時間かけて体を動かすことになるため体力的にも非常にハードなスポーツの一つになります。
体調が万全な時であれば問題ありませんが、少しでも体調が悪い時や普段と比べて身体に違和感がある場合には、様々な症状が出る可能性があるわけです。
そのうちの一つが、レース中や練習中に吐き気を催すことです。
では、吐き気を催してしまった場合どのように対処したらよいでしょうか。
またそうならないためにはどうしたらよいかの対策をまとめて見ていきます。
マラソンレース中や練習中に吐き気を感じた場合
まず、レース中や練習中に吐き気を感じた場合には、もう少し走りたいと言う気持ちもありますが可能な限り徐々にスピードを緩めて最終的に立ち止まる勇気を持つことが重要になります。
レースの場合には、スタッフがいますのでスタッフが近づいて来てくれるため問題ないはずです。
あるいは、近くに観客がいれば観客がスタッフに状況を伝えてくれるでしょう。
問題は、一人で練習している時です。
マラソンの練習中に気持ち悪くなった場合にはそれ以上無理して走らないことが必要です。
すぐに立ち止まるのではなく、少しずつスピードを緩めて歩くようにしましょう。
そして、場合によっては座り込むことで吐き気を逃がすことができるようになります。
もしそれでもよくならない場合には、あおむけになって寝転がってもよいでしょう。
道の上に寝転がるのは最後の手段ですが、本当にどうしようもない時はその姿勢が一番楽になります。
マラソンレース中や練習中に吐き気を感じるときの原因
そもそも、なぜ気持ち悪くなるかといえば、理由はいくつかありますが一つは血液の問題があります。
ずっと走っていると下半身に血液が下がってしまい、脳に十分な血液が回らず調子が悪くなるパターンです。
また、食べて1時間も経過せずに走ってしまった場合には消化不良が原因で気持ち悪くなることもあり得るわけです。
それ以外にも、マラソンの後半の方で吐き気を感じる場合は、アドレナリンが出過ぎていることが原因と考えられます。
マラソンレース中や練習中の吐き気を防ぐ方法
では、日常から吐き気を防ぐためにはいったいどのようなことをしたらよいでしょうか。
まず一つ目は、食事から最低でも2時間以上経過してからマラソンをしましょう。
レースのときもそうですが、練習の時でも食べて2時間ぐらい経過してある程度は消化をした段階で走る方がよいです。
ただ、この時完全な消化を待つ必要はありません。
人間の胃は食べ物によって消化時間は異なりますが、完全に消化をするとなれば消化に良いとされている野菜などでも4時間から5時間ぐらいはかかってしまいます。
肉に関しては、24時間ぐらいかかることもあり得るでしょう。そのように考えれば、完全な消化を待つのではなく、ある程度消化した段階から体を動かしても問題ありません。
マラソンレース中・練習中に生じる吐き気まとめ
水分補給を適度に行うことも重要になります。
水分補給は、走る前にも行う必要がありますが、走っている最中にもペットボトルを持ち歩き、水分補給を行うとよいです。
それ以外にも、普段から鉄分をとり酸素が不足する状態を防ぐことが大事になります。
鉄分は、血液中で酸素を運ぶ役割をはたしていますので、酸欠や貧血などになりやすい人にとっては重要な栄養の一つです。