マラソンレース中と練習中では靴擦れしたときの対処法が異なる

マラソンのレースに参加したり練習したりするときは、靴擦れの対策を行うのが一般的です。

しかし、いくら対策を万全に行ったとしても、路面の状況や体調によっては防止できないこともあります。

そのような事態が起こることも想定したうえで、しっかりと備えをしておくのが望ましいです。

特にレース中に痛くなってしまったら、適切に処置しなければ順位に大きな影響が出てしまいます。

我慢して走るつもりなら、それは正しい選択ではないので考えを改めてください。

痛みをこらえて走っていると、自分では分からなくても次第にスピードが遅くなってきます。

無意識のうちに足をかばうような走り方になってしまうからです。

その結果、走行中のバランスが著しく悪くなってしまい、問題のないほうの足にまで悪影響が出てしまう場合もあります。

最悪の場合は肉離れなどが起こって、レースを続けられなくなりかねません。

それほど悪い影響が出なくても、体力の消耗が激しくなってしまうのは間違いないでしょう。

そこでこの記事では、マラソンレース中や練習中に靴擦れしたときの対処法を紹介したいと思います!

マラソンレース中に靴擦れしたときはなるべく早く立ち止まる

我慢して走っていると症状は悪化していく一方です。

言い換えると、できるだけ早く立ち止まって処置することがポイントになります。

とはいえ、レース中に行える処置は限られており、本格的な治療などはできません。

具体的には、後ろにランナーがいないことを確認して速度を落とし、失格にならない範囲で端のほうに寄ってください。

そして座って靴と靴下をすみやかに脱いで、傷を確認してから絆創膏を貼るのです。

したがって、事前の準備としてポケットやポーチに絆創膏を入れておくのを忘れてはいけません。

絆創膏は100円ショップに売っているような簡素なものではなく、クッション性の高いものを用意しておくことがポイントです。

普通の絆創膏しかない場合は、2枚ほど重ねて貼っておくと良いでしょう。

ただし、あまり分厚く何枚も重ねてしまうのは良くありません。

ダメージが軽減されるようなイメージがあるかもしれませんが、傷が圧迫されすぎて悪化する可能性があります。

靴を履いたときに過度の圧力を感じたら、すぐに抜いて調整するようにしてください。

マラソンの練習中に靴擦れしたときは丁寧な治療をする

練習中の靴擦れであれば、タイムや順位を気にする必要がないのでもっと丁寧な治療が可能です。

練習前の準備として、絆創膏だけでなく消毒薬とワセリンもポーチに入れておきましょう。

ただし、あまりサイズが大きいと走るときの邪魔になるので要注意です。

両方とも携帯用の小さなサイズのものが売られていますし、ワセリンに関しては小型の容器を用意して移すという手もあります。

痛みを感じたら、周囲を確認しながら安全な場所に移動して座ってください。

そして患部を確認して消毒液をかけます。汚れを洗い流す意味もあるので、拭き取る必要はありません。

時間に余裕があるなら乾くまで待つのが理想です。

それが終わったらワセリンを塗ってから絆創膏を貼って完了です。

以上の2つのケースの対処法をまとめて覚えておきましょう。

マラソンレース中と練習中では靴擦れまとめ

いかがでしょうか。

マラソンレース中に靴擦れした場合はタイムが気になるのはわかりますが、後で走れなくなるほど痛くなるリスクがあるので他のランナーの邪魔にならない場所でクッション性が高い絆創膏を貼ってケアしましょう。

練習中であれば消毒もした上でクッション性が高い絆創膏を貼ってケアしましょう。

靴擦れが起こる原因の大半が履き慣れていないシューズを履いていることなので初めて履くシューズで大会に参加するなどやめた方がいいです。