マラソンレースで他のランナーの後ろにつくメリットとデメリットを紹介!

マラソン大会の時には、他の選手と一緒に走ることになります。

この時、どの位置を確保するかによって順位が変わってくるといえるでしょう。

よく、先頭集団の中に入りトップの人の後ろにつく人がいます。これは、トップの人に後れを取っているのではなく、しっかりとした戦術といえるわけです。

そこでこの記事では、マラソンレースで他のランナーの後ろにつくメリットとデメリットを紹介したいと思います!

目次【本記事の内容】

他のランナーの後ろにつくメリット

まず人の後ろに付くメリットの一つは、風の抵抗を極力受けないようにすることにあります。

テレビの画面などでマラソンを見ていてもわかりませんが、強い風が吹いている日も少なくありません。

追い風ならばよいですが、向かい風の場合はその風によってタイムが随分と変わってしまうことも考えられます。

そこで、少しでも風の影響を受けないようにするためには、先頭の人の後ろにつくことが重要です。

あるいは、先頭の人の斜め後ろについてもよいかもしれません。

いずれも、自分自身は風の影響を正面から受けることはありませんので体力を温存することが可能になります。

次に、トップグループの場合にはトップの人の後ろにつくことでトップの人のペースを握ることが可能です。

マラソン大会では、だれがトップになるかはわかりませんが、おおむね優勝候補と呼ばれる人が何人かいます。

多くの場合、その優勝候補たちはトップグループに入っていますが、自分自身もそのグループに入り先頭集団の中で一番前を走っている人の後ろについていくことで、後半逆転するチャンスを獲得することができるでしょう。

 

 

あとは、自ら練習してきた時のペースも重要ですが本気でトップを狙うならば先頭についていくことでそのスピード感を体感することができます。

仮にそのレースでトップになれなかったとしても、先頭を走りトップをとるような走者はこれだけのスピードがあるのかと体感できただけでもメリットがあると言えるわけです。

他のランナーの後ろにつくデメリット

デメリットに関しては、後ろにつくことで追い抜かせない可能性が出てきます。

もし、先頭集団のトップの後ろを走るとしても、少しずつ差がついてしまうと途中で追いつくことは滅多にありません。

マラソンは、一度差が広がってしまうとどんどんと広がり続けることがほとんどだからです。

野球やサッカーのように逆転勝ちをする例はかなり低いといえます。

そのため、途中の段階で差をつけられた場合にはそこから前に走っていた人よりも順位が悪くなることを覚悟しておくことが大事です。

ただ例外的に、戦略としてその人の後ろについていき前の人が疲れてきたときに一気に追い抜く方法もあります。

もちろんこの方法は、すべての走者ができるわけではなく後半までスタミナを温存させている走者の逃げ切る方法の一つと言えます。

まとめ

このように、マラソンをする場合でもどこに立つかによって結果が異なってくる可能性があります。

これらをまとめると、人の後ろにつくメリットとしては風を受けないことやペース配分を把握できること、デメリットとしては途中から前の走者を抜かすことができにくくなることです。

この点をよく理解した上で立ち位置を考えてみる必要があります。