マラソンレース中の雨対策はランニングキャップとポンチョ?!

初心者でなくてのマラソン大会当日の天気は気になると思います。

せっかくのマラソン大会、特に記録を狙っていたマラソン大会であれば、尚更晴天のもと走りたいと多くのランナーが思っているでしょう。

真夏の大会などでは雨が体温を下げてくれるため、雨を期待するランナーもいるかもしれませんが、走る路面の状況や、大会前後の準備、移動などを考えると、雨が降っていない方が望ましいはずです。

それにマラソン大会は冬場に開催されることが多いので、雨が降られると余計冷え込みます…

当然のことですが、マラソン大会当日の天気は人間がコントロールできるものではありません!

日本の年間平均降雨日数は約120日あると言われています。

地域によって異なりますが、平均的に考えると3日に1日の確率にです。

私自身の雨のマラソン大会の経験としては、201446日に開催された第17回四日市シティマラソンがありました。

その大会では紙のゼッケンだったため、走行中にピンセットを通す穴の部分からゼッケンが破れるといったハプニングがありました。

ちょうど下の画像のような天候でした。


そこでこの記事では、雨の大会を経験してきた私が、雨のマラソン大会に必要な対策・必要であろうグッズを中心に紹介したいと思います。

この記事を参考にして、マラソン大会が雨の日でもどうってことないと思えるようになって頂ければ幸いです。

それでは、まず、雨対策として用いるグッズをレース前に必要になるグッズ、レース中に必要になるグッズ、完走後に必要になるグッズに分けて紹介します。

マラソンスタート前に必要になる雨対策グッズ

レース前に必要になるグッズとして挙げられるのは、折りたたみ傘、羽織れるくらいの大きさのタオルです。

マラソンスタート前に必要になるグッズ1 折りたたみ傘

折りたたみ傘は蝙蝠傘と違って雨が降っていないときやレース中などの傘を差さない間はバッグの中にしまえるので、移動の際にかさばらないので有効です。

また、天気予報を見ずに会場に来た人が傘を持っていなくて雨が降ると荷物置き場に置いていた傘が盗まれるなんてこともバッグの中に入れられる折りたたみ傘であれば考えられません!

実際に私は傘ではなく、ウォーミングアップ・クールダウン用のシューズをシューズケースに入れずに置いたままレース中に参加していたら、完走後に荷物置き場に戻ってきた時に無くなっていたことがあったので、盗難対策は大切です!

折りたたみ傘をバッグの中で保存する場合は、中が濡れないようにビニール袋を用意するとよいでしょう。

走る前は撥水性のウィンドブレーカーを着ているから大丈夫、という方もいますが、雨が体に触れると体温が奪われるので特に初心者の方は体温低下対策を心がけてください。

荷物を預ける前の服装は、傘を差していればウィンドブレーカーでも問題ありません。

ウォーミングアップをするためにウィンドブレーカーでも問題ありませんし、夏場の大会であれば走る時の服装のままでも問題ありません。

マラソンスタート前に必要になるグッズ2 羽織れるくらいの大きさのタオル

羽織れるくらいの大きさのタオルは真冬のマラソン大会の時に効果的ですが、捨ててもいいものにしましょう!

というのも、スタート前や、スタート直後の2、3km体が温まるまではタオルをかけ、最初の給水所のゴミ箱に捨てるといった使い方だからです。

もったいないと思う方もいるでしょうが、布一枚、腕や肩にかけるだけでも暖かさが全然違いますので、真冬の雨のマラソン大会では是非実践してみてください!

ここで注意していただきたいのは、ゴミ箱以外の道端などにポイ捨てをしないようにしてください。

マラソンレース中に必要になる雨対策グッズ

次にレース中に必要になるにグッズの紹介の前に、雨の日のレース中の服装について紹介したいと思います。

私自身は雨が降っていないのときの服装と同じで良いと思います。

これは個人差があるところですが、私は、高校時代雨の日は合羽を着て自転車で通学していたとき、蒸れやジメジメ感にかなりストレスを感じていたので、それに近い状態でレースに臨んでもいい結果は決して出せないと考えています。

特に私は走れば体温が上がることで寒さはそれ程感じなくなるので、寒いほど走りたいと走るモチベーションは上がりますし、そもそも雨の中を走るので何をやっても濡れます。(2014年の四日市シティマラソンの雨の中のレースでは、走る時何をやっても無駄だと感じました。)

それに加えて、普段練習であまり試していない服装で走ると思いもよらないトラブルが発生することがあります。

ましてフルマラソンなどの長距離になればなるほど尚更です。

走る時は濡れるのは仕方ないと割り切って、その中で走りに影響のない対策をした方がよいと思います。

しかし、初心者でフルマラソンに挑戦される方の中にはかなりゆっくりペース(1km7分以上)で走る場合などは、ポンチョで防水することを優先した方がよいです。

お待たせ致しました。

走るときに必要になるグッズとしては、ワセリン、ベスタ型のポンチョ、ランニングキャップ、ランニンググローブです。

マラソンレース中に必要になるグッズ1 ワセリン

ワセリンは冬場の大会でハーフパンツ、ランニングシャツのエントリーランナーが利用することも多いですが、雨の日の撥水、保温対策にもなります。

肌が露出している部分(特に首回り)や腹部などに塗っておくとなかなかの保温力を発揮します。

少しベタつきますが、冷たい水による体の冷えを防いでくれ、寒さで体力を奪われないため、ワセリンが雨対策に最も有効といっても過言ではないかもしれません!!

ベスト型のポンチョは体を冷やすのをグッズとしておススメです。

腕や足が濡れても、胴体部分が濡れなければストレスもかなり軽減されます。

暑さ寒さは上半身で感じますので、上半身を冷やさにようにします。

お腹など内臓も冷やさないほうがパフォーマンスを落とさず走ることができます。

マラソンレース中に必要になるグッズ2 ベスト型ポンチョ

ベスト型のポンチョは、それ程走りに影響しないし、ウィンドブレーカーほどの気密性もないため蒸れることもありません。

100均で売っているカッパやポンチョなどを使うのも走るのにストレスにならなければいいと思います。

邪魔なら給水所のゴミ箱などに捨てらるのも長所の一つです。

マラソンレース中に必要になるグッズ3 ランニングキャップ

ランニングキャップも雨の日には重要なアイテムです!

雨が顔に当たると目を伝うので、おのずと視界不良に苛まれてしまいます。

逆に目と顔さえ雨を防げれば、走っているときは意外とストレスなく走ることができます。

ツバ付であれば、雨による顔全体へのストレスがかなり軽減されますので必ず被った方がいいともいえます。

クリアサングラスも目を保護するために効果的ですが、ツバ付のランニングキャップを被れば必要ないと思います。

マラソンレース中に必要になるグッズ4 ランニンググローブ

冬場の大会ではランニンググローブも重要です。

走って体温が上昇しても手先のような末端はなかなか温まりません。

雨が降っていても降っていなくても、手先がかじかんでいると体全体が寒いと感じるときがあります。

雨の日のマラソン大会では、できれば普通のランニンググローブではなく、手の甲の部分がナイロン素材になっているようなグローブがよいです。

走っているときは、主に手の甲の部分が濡れるので、そこだけでもナイロン素材だと冷え方が違います。

とはいえ、ランニンググローブで手の甲がナイロン素材というのはなかなかないので、雨が降っていなくて気温が低くて寒くなるときはニットのランニンググローブなどが暖かくていいでしょう。

雨が降っていれば水を吸収しない素材のランニンググローブをはめると良いでしょう。

マラソン完走後に必要になる雨対策グッズ

次に完走後に必要になるグッズは着替え・タオル、替えのシューズ、ビニール袋です。

マラソン完走後に必要になるグッズ1 着替え・タオル

まず完走後に着替えをしたいと思いますので、着替えは必要不可欠です。

完走後に少し休みたい気持ちはわかりますが、とにかくまず全身の雨を拭いて、新しい服装に着替えましょう。

走った後は自分の汗と、雨で濡れた水の気化熱で急速に体が冷えます。

そもそも雨が降っていなくても汗を吸収したシャツを着替えないと季節問わず風邪を引きかねませんし、お腹周りの冷えは内臓を痛める恐れもあります。

下着も含め更衣室などで全身着替えましょう。

雪山で遭難した際は汗をかかないために早歩きは禁物とも言われているくらいです。

マラソン完走後に必要になるグッズ2 替えのシューズ

替えのシューズも電車やバスなどの交通機関を利用するランナーにとって、荷物が増えてかさばってしまうためなかなか難しいと思いますが、替えのシューズは必ず用意した方が良いです。

どんなに対策を考えても、雨が降ればシューズは濡れます。

それに、ランニングシューズは通気性確保のためアッパーがメッシュ素材のシューズが多く、ソックスも間違いなく濡れてしまいます。

完走後に新しい服に着替えても、履いて帰るシューズが濡れていたままでは足先がまた濡れて冷えてしまうし、泥だらけのランニングシューズでは、帰りの道中、他の方の迷惑にもなります。

車で会場入りしているランナーは、車に戻ってからソックス、シューズを履きかえるのもいいでしょう。

そもそもマラソンで履くシューズを自分で設定した一定の距離を測るタイムトライアル以外で使うこと自体を避けるべきだと思います。

私の場合、マラソン大会当日はウォーミングアップ・クールダウン用のシューズとレース用のシューズを持ってい行きます。

場合によっては、行き帰り用の普段履いているスニーカーを加えて3足持っているときもあります。

マラソン完走後に必要になるグッズ3 ビニール袋

ビニール袋は濡れたランニンググッズを入れるためにも必要ですし、ちょっとした休む場所がない場合に地面に敷いてシートがわりに使えます。

汚れたらゴミ箱に捨てることもできるので、晴れている大会のときでも2、3枚持っておくと便利です。

マラソン大会の雨対策まとめ

この記事では、雨の日のマラソン大会のときの対策として、走る前後に必要になるグッズも紹介しました。

雨の感じ方は人によって違いますが、基本的には距離が短くて(ハーフ以下)速く走る時は普段と変わらない格好、距離が長くて(フル以上)ゆっくりめで走る時は雨除け(寒さ)対策が必要といった感じで切り分けるとよいです。

10℃以下での雨の日となると寒さ対策も重要です!

また、雨の日私がこのブログで紹介している鈴鹿シティマラソンは、早めに会場に入って場所取りをすれば、荷物が雨に濡れることはありませし、小牧シティマラソン津シティマラソンは、アリーナ内の席に荷物を置くことができるます!!