リオオリンピックでの女子のマラソンレースの惨敗の原因が、コース取りという分析も出るほど、マラソンにおいてコース取りはとても大切です。
そのせいで日本勢はアフリカがペースを上げた時なかなかついていけなくなり、無駄が多く体力が消耗してしまったことであの結果になってしまったとさえ言われているのです。
しっかりと特徴やライバルがどのように走るかということ、その時の天候、それから給水場所など様々な情報を入手した上で最適なコース取りを選ぶということはマラソンにおいてはとても不可欠なことです。
練習よりも大切であり徹底的に考え抜いてコース取りをすることで全く結果が変わってくるということを、しっかりと押さえておきましょう。
そういったライン取りを中心とした走り方のコツを押さえておくことが重要なのです。
そこでこの記事では、マラソンレースにおけるコース取りに重要なポイントを紹介したいと思います。
マラソンでうまくコース取りをする方法は端を走る
まずライン取りで大切になるのは、スピードを出したいと感じたような時に端を走るというラインの取り方があります。
スタートからゴールにかけてずっと道の端を走るのはかなりリスクがありますが、そのスピード感が出て自分が走っているスピードが高く周りの風景の移り変わりがどんどん早くなっていきます。
逆に道の中央を走るようなことをすると、ゆっくりにしか走れていない感覚になり気づくとオーバーペースになってしまうといったこともよくあります。
ただし上の写真のようなカーブに沿って走り続けると、実際の距離も長く走ってしまうという事に気をつけておきましょう。
マラソンコースというのは常にまっすぐというわけではなく、コースに引かれている白線に沿うと少し長くなってしまうのです。
その距離の測り方としては縁石から30cmの位置を結び合わせて作っていくので、カーブはその内側の最短距離を直線で結んで計測しS字カーブなどの場合は直線として計測されていることもあるからです。
そのように最短のラインを走ることが、何よりも優先すべきことということを押さえておきましょう。
スタート直後に無理してコース取りをしない
それからスタート直後などの場合は、ランナーの密度がとても高いので、大混雑の状況の中で無理して追い抜いていく中で体力を消耗してしまうという失敗パターンがよくあります。
周りがある程度散らばっていくまでは、ウォーミングアップと捉えて衝突などお気をつけておいた方が良いでしょう。
特に絶対に速く走るぞ、というように気合が入っていたりすると自然とペースが上がりすぎて後半に影響が出てきてしまうということもあるので、最初はゆっくり過ぎるかなと思うくらいの感覚で走りましょう。
マラソンのコース取りまとめ
まとめますと、コース取りというのはとても重要なポイントになってくるので、そのレースの勝敗を分けると言ってもいいほど大切だということです。
さらにプロであってもそのようなコース取りを甘く見たせいで、勝てる試合を逃してしまうということもあります。
ただトレーニングだけを積むのではなく、その情報をしっかりとレース前に仕入れで分析しておくことによって、大きく結果を変えることも可能になるのです。