日本国内でマラソン大会というと、東京で行われるものが有名です。
数えきれないほどの人が応募をして、抽選で外れてしまったという人がかなり多くいます。
大会は日本全国で行われていますが、この記事では東北地方で開催されている大会について紹介したいと思います!
東北のマラソン大会その1 さくらんぼマラソン大会
まず、さくらんぼマラソン大会があります。
さくらんぼという名称でどこの地域で行われているのか連想ができるという人もいるかもしれませんが、山形県東根市で実施されているのです。
東根市はさくらんぼの生産が日本一で、有名なブランド品を誕生させた地域でもあります。
フルマラソンはもちろんのこと、ハーフも参加することができ果樹園辺りを走れるため普段都心の大会にしか参加していない選手が実際に走ることで、新鮮な気持ちで完走ができるとして人気の大会です。
休憩地点にはスポーツドリンクや水が用意されているだけでなく、さくらんぼも食べられるため地域性を活かしたレースであると言えるでしょう。
東北のマラソン大会その2 田沢湖マラソン
秋田県仙北市で開催されている田沢湖マラソンも、毎年多くの人が参加しています。
毎年ゲストランナーが参加し、大会を盛り上げてくれます。
フルやハーフのみならず、20kmや10kmなど様々な形式が用意されていますので気になる人は好みのものに出走してみてはいかがでしょうか。
このレースでは、コースの高低差が激しいことが特徴です。
スタートしていきなり勾配差のある場所を走ることになりますので、体力が必要なのはもちろんのこと坂を乗り越えるための力強さも求められます。
多くの地域で開催されているレースにおいて、記念に残ることを理由にあまり練習をしないで参加するという人もいますが、田沢湖の大会では十分に練習やトレーニングを積まないとフルを完走するのは非常に難しいと言われているのです。
ゲストランナーは誰が参加するのかは直前にならないと分からないのですが、決定するとレース前日に前夜祭が行われ交流することができるのも、魅力と言えるでしょう。
東北のマラソン大会その3 東北・みやぎ復興マラソン
最後に紹介するのは、東北・みやぎ復興マラソンです。
この大会はその名の通り、2011年に発生した大震災の復興を願って行われるようになったもので東北地方の人々だけでなく世界中から復興を願うランナーが参加しています。
このレースの最大の特徴は、そのコースにあります。
まさに震災で浸水してしまったエリアを利用して走ることになっており、翌年に別の地域が復興したのであればそこがコースとして決められることもあるのです。
そのため、毎年違ったコースを楽しむことができると同時に、立て直されていく街の様子を窺い知ることができるというメリットがあるのです。
実際に被災した人も積極的に参加するなど、人々を勇気づける大会として人気です。
東北で開催されるマラソン大会まとめ
ここで紹介した以外にも多くの特徴のある大会が開催されていますが、それらの特徴をまとめると各コースで基本的に勾配の激しいものだと言うことができます。
自然の地形をそのまま活かしているケースが多いので、都心の大会では味わえない苦しさも魅力です。
マラソンファンの方は多少遠くても参加してみるのもいいでしょう。