ここ数年、国際的なマラソン大会ではケニア人選手が上位に入賞するシーンをよく見かけると思います。
この記事では、そんなケニア人選手がなぜ速いのかを説明したいと思います。
その理由として挙げられるのは、5点ほどあります。
ケニアのマラソン選手が速い理由1 家畜を奪う伝統があった
まず一つ目は、家畜を奪ってくることを伝統的にやってきたという遺伝子があるということです。
どういうことか言うとケニアの中でも、高原地方のナンディというトップレベルの長距離選手を特に輩出している部族が遠くの村から家畜を奪って、命がけで走って逃げる牛泥棒を伝統的に言われているのです!
牛を持ってきた人は英雄扱いされるそうで、時には牛を求めて160kmも移動することもあり、その長距離移動の遺伝子が受け継がれている可能性があるということです。
ケニアのマラソン選手が速い理由2 通学距離が長い
二つ目は通学距離が長いことです。
この長い距離を移動する習慣は今でも受け継がれているので、ケニアでは、10km前後の長い距離を走って通学する児童・生徒がいるためです!
ケニアのマラソン選手が速い理由3 走りの燃費がいい
三つ目は走りの燃費が良いことです。
これは様々な研究者が指摘していることですが、その中でも筑波大の准教授である榎本靖士さんがエネルギー消費量の目安となる酸素摂取量を比較したところ、ケニア人は日本人より10%少ないとデータがあったのです。
ケニアのマラソン選手が速い理由4 天然の高地トレーニングができる
四つ目は天然の高地トレーニングができることです。
ケニアの中央高地のあちこちにキャンプと呼ばれる練習拠点があって、若いランナーたちが、起伏の激しい丘や土の上、林の中を競い合って走り回っているそうです。
ケニアのマラソン選手が速い理由5 ハングリー精神が強い
五つ目はケニアン・ドリームのハングリー精神があるから強いということです。
ケニアでは、マラソンで結果を残せば、国の英雄になれるだけでなく、豪邸に住めるほどのお金持ちになれるということです。
高額の賞金を出すマラソン大会が増えてきたため、賞金で土地を買い、家を建てて、ゆくゆくは大農場を経営するというようなケニアン・ドリームを夢見て、日々努力しているということです。
ケニアのマラソン選手が速い理由まとめ
いかがでしょうか。
これだけの理由があればケニア人選手が速い理由がわかりますよね。
アフリカ人自体が脚のバネが違うのももちろんあります。
日本人には日本人で長所があるのでケニア人にマラソンで勝てないからと言ってくよくよすることはありません。
つまり、上を見すぎずにできるかぎりで頑張りましょう!