マラソン大会とそれに向けての練習をしている時に、必ず水分補給をしたくなる時が来ます。
スポーツドリンクや水道水が水分補給の飲料としてよく飲まれますが、緑茶や紅茶などの他の飲料を口にしたくなる時もあります。
成分によってはマラソンの練習など、様々なスポーツシーンに活用する事が可能です。
緑茶や紅茶はスポーツドリンクと違い、基本的に無糖でカロリーも無く、体に良いビタミンCやカテキンが含まれているので、水分補給の飲料としても取り入れられています。
しかし、茶葉で入れるお茶にはカフェインが含まれているため、スポーツの水分補給にはあまり向かないという意見もあります。
そこでこの記事では、マラソン大会・練習の際に緑茶を飲むのは良いのか悪いのか解説したいと思います!
マラソンの際に緑茶がもたらす悪影響
緑茶に含まれるカフェインには利尿作用があり、水分を体の外に排出してしまうからです。
スポーツで汗を多くだけでも水分が減るのに、カフェインの摂取によりトイレの回数がいつもよりも増加してしまいます。
この利尿作用は約5時間続き、人によってはカフェインが全て抜けるまで1日かかる場合もあるようです。
前日に飲むと利尿作用で夜中に起きてしまうことがあり、尿意によって睡眠不足になることもあります。
マラソン中のトイレの回数の増加だけでなく、大きなタイムロスの原因にもなってしまうでしょう。
マラソンで緑茶を飲む際の対策
対策としては、前日の夜に水分の摂取を控えるもしくは飲んでもノンカフェインの飲み物に変えたりすれば、トイレの回数とタイムロスを減らせます。
利尿作用のあるカフェインが含まれているからといって、緑茶がスポーツ飲料に向かないのかというと、そうでもないようです。
緑茶をスポーツの飲料として飲むには摂取するタイミングが肝心となります。利尿作用がある一方で、カフェインには疲労感の減少や身体能力の向上の効果があります。
マラソン開始の1時間前に摂取すると、疲労が溜まりにくくなり、いつもよりも持久力が維持されます。
マラソンのように持久力が求められるスポーツでは、カフェインが身体能力の向上に欠かせないものとなっているようです。
緑茶にはもう一つの長所があります。
それは、ポリフェノールの1種であるカテキンという成分が含まれていることです。
カテキンには抗酸化作用があり、体内の活性酸素を取り除いてくれます。
活性酸素は体の疲労と錆びの原因そのもので、免疫力の低下や肌の老化などを引き起こす原因でもあります。
スポーツ飲料として上手く摂取するには、この活性酸素をいかに除去できるかが重要で、上手く利用すれば活性酸素の除去が実現できます。
マラソンなどのスポーツの前後に飲むと最高のパフォーマンスを発揮できるでしょう。
まとめ
カフェインを含む緑茶には利尿作用があるものの、もう一方では、疲労の減衰やパフォーマンスの向上などの効果もあるためスポーツの前後に飲むと効果を発揮してくれます。
また、カフェインのあるお茶を飲む時には、水やカフェインレスのお茶を組み合わせたり、一緒にまとめて飲んでしまえば水分不足にはならないでしょう。
ちなみに私はマラソン大会やランニングの前後特に前には緑茶を飲みません。
緑茶は一長一短なので好きな方は工夫して飲むようにしましょう。