毎年2月を過ぎると花粉が飛散するようになりますが、特に毎年症状に悩まされている人は、マラソンをしている最中に鼻詰まりなどの症状に悩まされて、思うようにマラソンができないという人も多いものです。
このような場合には、事前に対策を整えたり、対処法などのまとめを知っておくことによって、練習を楽しむことができるでしょう。
そこでこの記事では、鼻詰まりでも練習を楽しめる方法を紹介したいと思います。
鼻詰まりやくしゃみが収まるのはランニングしている間だけ
走っている間は鼻詰まりもくしゃみも気にならないという人が多く見られます。
しかしこれは症状が軽減されているわけではなく、自律神経が関係しているといわれています。自律神経がどのようなものかというと、体の免疫力を制御するものです。
交感神経と副交感神経の二つから成り立っているもので、交感神経は素早く反応し行動するために働き、体が活発に活動する際に働きます。
もう一方の副交感神経と呼ばれるものは、体の修復を行うために働き、特に睡眠中やリラックスしているときに働く特徴があります。
このような症状が出るときには、副交感神経が異常に興奮している時であり、体の修復を行うために、鼻やのどの粘膜から過剰に分泌されている状態です。
しかしマラソンを始めると、交感神経の働きが強まることから、症状が一時的に収まるといわれています。
マラソンの鼻詰まりの対策その1 花粉が少ない時に走る
マラソンの鼻詰まりの対策として、まず第一に挙げられることは花粉が少ない時に走ることです。
花粉が多く飛散する日と少ない日があり、天気予報でも花粉情報が流されることが多く見られます。
そのため花粉が多く飛散する日は外に出ることを避け、雨の日や風が弱い日などを選んで練習すると効果的だと言えるでしょう。
また1日の中で花粉の飛散時間のピークは10時から15時だと言われています。
できる限りこの時間をさけて走ると良いでしょう。
マラソンの練習を花粉が少ない時にするときの注意点
朝早めに起きて走ったり、帰ってから夜に走ることがお勧めです。
しかしながらここで注意しなければならないことが2つあります。
雨の日でも花粉が飛んでいる
その一つ目としては、雨の日であっても花粉が飛んでいることがあるということです。
雨により空中に舞っている花粉が落とされますが、そこに風が吹いていると、花粉の量は増加してしまいます。
特に雨の降り始めはこの傾向が強いので、十分に注意しましょう。
朝起きてからすぐにランニングしないこと
二つ目の注意点としては、早朝にランニングを行うと、体がしっかり起きていなければ、自律神経の乱れにつながり、反対に症状が強く出てしまう可能性があるということです。
そのため朝起きてからすぐに走り出すのではなく、起きてから体を軽くほぐしたうえで走ることを心がけましょう。
マラソンの鼻詰まりの対策その2 マスクを着用走る
二つ目の対策としては、マスクを着用して走ることが挙げられます。
マラソンの時にマスクをしている人はそれほどいませんが、おすすめの方法の一つと言えます。
マスクをすることで吸い込む花粉の量を減らすことができ、マラソンを終えた後の症状も抑えることが期待できます。
マスクをつけながら走れば、高地トレーニングと同じような効果が期待でき、最初のうちは苦しく感じるかもしれませんが、これに慣れることで、マスクを外した時には楽に感じることにもなります。
最近では新型コロナウイルス感染拡大の影響でマスクを着用して走る人が増えています。
マラソンの敵鼻詰まり対策まとめ
いかがでしょうか。
鼻詰まりになる原因になるのは大体花粉症になることなので、花粉が少ない時に走るかマスクを着用するかといずれも花粉を体内に入れないことのが鼻詰まりの対策になります。
花粉が少ないと思って雨の日に走っても花粉が全く飛んでいないわけないではので気をつけてください。
また、花粉が少ない早朝に走ろうと思っても起きてすぐに走るのは体に良くないです。
春先に走るときは花粉に注意して走って鼻詰まりにならないようにしましょう!