マラソン大会や練習中に、うまく息を吐くことができずに呼吸が苦しくなる状態に見舞われることがあります。
実際にこのような経験をしたことがある人は意外にも多いことでしょう。
このような症状を過呼吸と呼んでいます。
医学的な名前で説明すると、過換気症候群と呼ばれるものであり、激しい運動をしたときや過度の緊張やストレスなどを感じたことで、呼吸の回数が増え、酸素を吸い過ぎて体内の二酸化炭素が極端に不足することで発生する症状です。
そこでこの記事では、マラソン大会・練習中に過呼吸になったときの対処法とそうならない対策を紹介したいと思います!
マラソン大会や練習中に過呼吸になる前触れ
マラソン大会や練習中に走っているときに、万が一このような症状が発生した場合には、一度走ることを中断し、息をゆっくりと深く吐き、呼吸を整えることが大切です。このような症状に陥った時には、体内に二酸化炭素が不足している状態です。
口や鼻などを軽く手で覆い、自分の吐いた息がうまく吸えるように意識しましょう。
このように落ち着いて二酸化炭素を吸い込むことによって、10分もすれば呼吸が落ち着いてくることでしょう。
口や鼻を手で覆う際に、強く押しつけ過ぎてしまうと密閉することになり、反対に酸素不足になってしまうことから、十分な注意が必要です。
マラソン大会や練習中に過呼吸と思ったら
一度このようなことに見舞われた場合には、マラソン大会や練習中には、変に呼吸を意識し過ぎてしまうかもしれません。
しかしあまりにも呼吸を意識し過ぎてしまうと、反対に息が苦しくなってしまうことも考えられます。
このような場合には、好きな歌を口ずさんでみたり、誰かと会話をすることによって、自然な呼吸に戻りやすくなるでしょう。
一度過呼吸になったことがある人なら分かるかもしれませんが、一度この症状に陥ると、苦しくてこのまま命を落としてしまうのではないかとパニックになっています。
適切な対処法を知ることによって、落ち着いて行動することができるでしょう。
万が一自分の周りの人がこの症状に陥った場合には、慌てるのではなく背中をさすったり会話をしながら、ゆっくりと呼吸をするように促してあげると良いでしょう。
しかしこのような症状が1時間以上続いていたり、何度も繰り返し起こるようにには、一度病院で診てもらうことをお勧めします。
マラソン大会や練習中になる過呼吸の対策まとめ
このようなことにならないためにも、事前の対策としてできることのまとめは、自分にぴったりの呼吸法で走るという方法です。
マラソン選手にとって呼吸法は非常に重要であり、もちろん普通に呼吸をしながら走っている人もいますが、長距離走に適した呼吸法を使っている人も多く見られます。
このような呼吸法を取り入れると、通常の呼吸よりも多くの酸素を取り入れることができます。
特に初心者となると、練習中でも呼吸のペースが乱れて、うまく酸素を取り入れられなくなってしまうこともあるでしょう。
体力が残っていたとしても、酸素が足りない状況になってしまえば、それ以上走ることはできなくなってしまいます。
このようなことを避けるためにも、呼吸方法を取り入れることは重要です。
走ることだけでも大変なのに、呼吸方法まで意識できないという人もいるかもしれませんが、自分に合った呼吸方法を取り入れることによって、今までよりも楽に走れることにつながります。