世の中には非常に足の速いと言われている生き物がたくさん存在しています。
その中で人間は非常に足が遅いイメージがあり、様々な競技を彼らと行った場合には最も遅いと考えられることも少なくありません。
しかし、人間よりはるかに足が速い生き物であっても、マラソンになると様々な問題が生じてしまうことが多く、理論的に最も長距離を速く走ることができるのは持久力に勝る人間となっています。
これは一見意外と思われるかもしれませんが、自然界の動物はそもそも長距離を走ると言う必要性がない環境で育っていることが多いのです。
足が速い動物がマラソンが速いとは限らない
自然界の中で最も最高速が早いと言われているのは、のうさぎの時速約72km、次いでサラブレッドの時速約69kmですが、彼らがこれらの速度を出せるのはのうさぎの場合にはせいぜい500m程度、サラブレッドの場合にはおよそ500mから1km程度で、それ以上になると持久力が続かずほとんどの場合には止まってしまいます。
<その他にもネズミや猫など非常にすばしっこい動物はたくさん存在していますが、彼らの場合にも早いのはその瞬間だけですぐに止まってしまうためマラソンを走った場合にはその距離を走りきる事はできないと考えられます。
その理由は彼らには長距離を走行する必要性がないためです。
サラブレッドは競馬場の数kmを高速で走行できればよく、サラブレッドは競馬場の数kmを高速で走行できればよく、またのうさぎは獲物を捕まえる時や敵から逃げるときに瞬発力を発揮できれば良いのです。
一方人の場合には最高速は陸上競技の短距離走の選手でもおおよそ40km弱と非常に振るわない速度ですが、持久力が非常に優れているため長距離になればなるほど走り続けることができ有利となります。
マラソンは42.195kmと言う長距離を走ることになるため、自然界の動物の中で連続してこれだけの距離を走ることができる動物はほとんどいません。
そのため、自然界でマラソンを行った場合最も速く走ることができるのは人と言うことになるのです。
マラソンが一番速い動物は人間!?
ただし、マラソンにはそれぞれ走り方があり、万が一動物たちが知恵を持ち、持久力を補う作戦を持ち出した場合にはこの様相は変わってくることもあり得ます。
瞬発力に優れた、のうさぎやサラブレッドなどが途中で休憩をしながら走行をした場合などは非常に微妙な差となることも考えられます。
短距離を高速で走ることができるため、少し走って少し休むと言うことを繰り返した場合には、ゴールに向かった場合低速で連続的に走行する人間よりも時間的に早くゴールに到達することができるかもしれません。
ただし現実的には彼らが長い目的地に向かって走り続ける事はまずないため、マラソンの世界では人間が最も速く走ることができることになるのです。
これらの状況をまとめると、自然界で最も速く走ることができるのはその距離によって変わり、最も長距離を速く走ることができる動物は人間と言うことになります。
マラソンが一番速い動物まとめ
いかがでしょうか。
マラソンが一番速い動物というのはどれくらいの距離を走るかによって変わります。
フルマラソンに関しては人間が一番速いですが、10kmや5km以下の距離であればサラブレッドの速い可能性はあります。
フルマラソンが一番速い動物が人間であることは我々人類の誇りとしていいのではないでしょうか。