走る習慣のない人にとっては、ランニングという名が付いているいるだけで苦手意識が生まれるかもしれません。
そんな方におススメの練習方法が“スロージョギング”です!そこでこの記事では、スロージョギングについて説明したいと思います。
スロージョギングとニコニコペース
スロージョギングとは、歩くくらいのスピードで走る低速ランニングのことを指します。
それを実践する時は、2つの重要なポイントさえ押さえておけばいいのです!
その1つが“ニコニコペース”でゆっくり走ることです。
ニコニコペースは、息を切らすことなく、笑顔を保っておしゃべりできるスピードをイメージしてもらうといいです。
当然、人によって速度は違いますが、どんな速度でもその人にとってのニコニコペースで走っていれば、スロージョギングいうことができます。
笑顔を保てるペースで走ればいいので、タイムを測る必要はありません。
全く走ったことのない人の場合、ニコニコペースは時速3kmから5kmあたりになるでしょう。
一般的にイメージされるランニングよりもかなりゆっくりですが、慣れていけば少しずつペースは上がってきます。
もう一つのポイント
歩幅を狭くして“フォアフットでピッチ”を稼ぐことです。ランニングのスピードは1秒間の歩数(ピッチ)と一歩の距離(ストライド)で決まります。
速く走るためにはストライドを増やす必要があるので、これまではかかと着地した方が良いとされてきました。
実際に今でも街中で走っているランナーの多くが、かかと着地で走っています。
一方、フォアフット着地は、かかとではなく足指の付け根で着地します。
その最大のメリットは、着地したときの衝撃が少なく膝への負担が減ることです。
ジャンプする時のことを想像してください。人は必ず足指の付け根で跳び上がり着地します。
かかとでジャンプしてみると、高く跳べないばかりか、着地した時の衝撃がフォアフット着地に比べて大きくかかることになります。
フォアフット走法について
フォアフットでは走りにくいという人は、走る前にその場でジャンプを繰り返してみてください。
誰でもフォアフット着地になるので、そのまま歩幅を広げていけば自然とフォアフット走法になります。
また、つま先着地にならないように、足指を上に反らすイメージを持つのも大切です。
基本的にかかとは常に浮いた状態ですが、フォアフットで着地した後は地面にかかとがついても問題ありません。
フォアフット走法についてはこの記事で詳細に説明します。
スロージョギングのニコニコペースは、無理なく誰にでもでき、その効果は科学的に証明走法です。
最初はフォアフットに違和感を抱くかもしれませんが、その理論を知りトレーニングを重ねることで、誰もが納得のいく結果を出せるものです。