昨年2月に大迫傑選手がフルマラソン日本新記録を樹立したことはご存知でしょうか?
ご存知の方の中にはどんな練習を行ってそこまで辿り着いたのか気になる方や初心者である自分にできる練習なのか気になる方もいるでしょう。
そこでこの記事では、大迫傑選手がどんな練習を行って記録を樹立したのかを解説したいと思います。
まずは大迫傑選手のプロフィールを紹介
まずはじめに大迫傑選手の簡単なプロフィールを紹介します。
大迫傑選手は、マラソンの世界で脚光を浴びている選手のひとりです。
東京都町田市出身で、学生時代から優れた成績を残しています。
2017年4月17日に開催されたボストンマラソンで3位に入り、世界からも注目されるようになります。
2018年10月7日にはシカゴマラソンで3位に入り、日本新記録を樹立しています。
大迫傑選手の練習方法は合理的!
自分にとって必要な部分を取り入れることで、効率よくトレーニングをすることができます。
大迫傑選手は、世界のトップランナーと同様の環境でトレーニングをしています。
所属しているプロジェクトは、アメリカの大手ブランドがサポートを行っていることでも知られます。
コーチは、テニスやゴルフのコーチと同じような視点でランニングの際の体の動きをチェックします。
日本人選手は腕を伸ばし低く振りながら走る傾向があるため、実際に肘をつかみながら教えたとコーチは語っています。
鏡も利用し、鏡の前で走ることで徹底的に腕振りを覚えていきます。
最初のうちは走っても元の動きに戻ってしまう状態が続きますが、専門のスタッフと協力することで問題を解消していきます。最初はトラックが中心でしたが、長距離も走るようになります。
トレーニング内容を変えましたが、モチベーションが高く理解力があるのですぐにトレーニングに慣れます。
トレーニングのひとつがダイナミックな柔軟運動です。
しなやかで強靭な体を作るには、ダイナミックな柔軟運動が必要になります。
ランニングの姿勢を整える運動や、腰回りの筋力トレーニングなども数多く行います。
姿勢や筋力トレーニングを行った後は、ウエイトを使ったトレーニングでパワーをつけます。
練習は主に弱点を克服するために行い、数ヶ月に1度はマシンの3Dモーション分析を行って足圧データや筋肉の動きを調べます。
ランナーは自分の弱点を知ることで、具体的な対策を立てることができます。
コーチは大迫傑選手と様々な課題に取り組み、動きに無駄がなくなると細かい部分にも焦点をあてるようになります。
練習の最後にはウエイトをあげながらジャンプをしますが、最初の頃に比べるとパワーも能力も違います。
トレーニングでは最初に柔軟性を高め、中盤は耐久性と動きの効率性に焦点をあてた練習をします。
決められたエクササイズとウエイトトレーニングを効率よくこなすことで、テクニックに無駄がなくなります。
長距離を走る場合、特に重要なのが耐久性です。
レース中に疲労が出てきた場合でも、良い姿勢を保ち正しく走るためには日頃からの訓練が必要になります。
レースの後半になると筋力が重要になるので、コーチは筋力トレーニングにも力を入れています。
優れたコーチやスタッフのもとでトレーニングを続ける大迫傑選手ですが、初心者でも筋力トレーニングなど真似できる部分があります。
その他に大迫選手が行っている練習
その他にも彼はスピードトレーニング、距離走、ペース走をどれも偏らずにバランスよく走っています。
フルマラソンだからと言って長い距離をひたすら走っているわけではありません!
ここでいうスピードトレーニングとは短い距離(だいだい400~2km)を何本も走る練習を指し、距離走は長い距離走る練習を指し、ペース走は一定の距離を一定のペースで走る練習を指します。
初心者の方はまずは距離走で走ることに慣れてください。それに慣れてからペース走やスピードトレーニングをすることをお勧めします。
次に、ケニアの選手と同じようなフォアフット走法(つま先から着地する走り方)で走っています。
一般の方がこの走り方を実践すると、つま先をクッションという形で衝撃吸収に使ってしまうので、初心者にはおススメできません。
他には、体幹を鍛えるコアトレーニングを重視しています。以下に挙げる動画を参考に、体幹を鍛えてと良いでしょう。
ちなみに、私のおススメはフロントプランク、サイドプランク(左右)1分を3セットです。
その他にも腹筋を鍛えるトレーニング方法を以下に紹介したいと思います。