走ることを継続すれば筋肉は衰えない!!
そこでこのこの記事では、主に20,30代が加齢とともに衰える体とどう向き合っていくべきかをお話したいと思います。
ランニングをすることで筋肉回復ができる
年齢を重ねることで人は筋委縮をしてしまいます。
また、厚生労働省によれば、40代に比べて70代では、メタボリックシンドロームの割合は男性で1.9倍、女性では5.1倍と大きく跳ね上がることもわかっています。
この背景には、筋委縮だけでなく基礎代謝の低下も大きく作用していると考えられます。
いわば加齢現象でもあるこの2つのうち、特に筋委縮はランニングに関連する部位での進行が確認されています。
つまり、太古より狩猟生活を中心に長い距離を走って生きてきた人類は、走れなくなることで自らの老化を知り、その生涯を終えるということになります。
これを言い換えれば、ランニングをすることで筋委縮を防ぐだけでなく、その回復もできるいうことであり、その仮説のもとに研究を進めているところでもあります。
ランニングによって回復した筋肉は多周波インピーダンス法でわかる
部位別の筋肉量を知る方法に、多周波インピーダンス法があります。これは組織の生物学的特性による電気伝導性の差異を利用して、身体構成を予測する方法のことです。
この方法によって、筋肉量をほぼ正確に知ることが可能となります。
この多周波インピーダンス法で、公務員ランナーとしても知られる川内優輝選手と、同年代の一般市民ランナーの大腿部筋肉量を測定すると、川内選手の筋肉量は同世代のそれと比べてはるかに多いというデータがあります。
また、同様の測定をした高齢者ランナーと比べても、その筋肉量は桁違いです。
スロージョギングをするのが最も筋力回復を望める
さらに、平均年齢70歳の一般高齢者が1日30分程度のスロージョギングを3ヶ月間試した結果、体力的な増加だけではなく、大腿部の筋肉量の増加を確認することができたというデータもあります!
このことから、ランニングをすることで筋肉量の低下を防げることを示唆したともいえます。
人は60代になった頃から、筋委縮とそれに伴う基礎代謝量の減少が顕著にあらわれます。
最近では、20代後半いや、ひどい場合は20代前半でも自分はもう歳だから、と思う方がいますが、それは老化を加速させ、必要な筋肉を衰えさせるだけでしかありません!
長い間、狩猟生活を通じて走ってきた人類ですが、文明の発達によって次第に走らなくなりました。
街には発展した交通網があり、ビルの中にはエレベーターやエスカレーターがあるので筋肉を使う機会も減ってきたいるのが現実です…
大腿筋のような大筋群を使う機会が減った現代社会こそ、老化を加速させているといってもいいのかもしれません!
ただし、スロージョギングをすることで老化による筋委縮を食い止めるだけでなく、加齢や疾患により筋肉量が減少するサルコペニア(加齢や疾患で筋肉が減少してしまうこと)を防ぐことにもつながっていくと考えられるのです。
まとめ
いかがでしょうか。
加齢ととも男女問わずメタボリックシンドロームになる方は増えます。
しかし、ランニングをすることで防ぐことはできますし、それ以上に筋肉を回復することもできます。
そのランニングで最もおススメの走り方がスロージョギングです。
この記事を参考に加齢による衰えを少しでも減らせたら幸いです。