マラソンというと、オリンピックや陸上大会などでアスリートが本格的に走る競技だと思われています。
ところが実際には、芸能人や一般人の中にも趣味で走っている人は大勢いるのです。
ただし、普段から運動をしている人が走る分には問題ないものの、あまり体を動かしていない人が急に長い距離を走るとなると危険を伴います。
陸上を走るのだから陸上でできることにするべきだ、と決めつけてしまう人もいますが、必ずしも陸上に限られるわけではありません。
たとえば水泳を上手に組み合わせることも効果的です。
そこでこの記事では、マラソンの練習に水泳を取り入れる際におススメの練習方法を紹介したいと思います。
マラソンの練習方法は人それぞれ
陸上を走るなら最初から長距離を目指すのではなく、まずは短い距離から始めるようにしなければなりません。
また、たとえ短距離であっても十分な準備をせずに走るのは怪我の原因になるため、しっかりと練習をすることが大切です。
練習と聞くと、多くの人は面倒だからやりたくない、できれば避けたいと思ってしまいます。
しかし、ここで手を抜いてしまうと怪我などにつながり、せっかくの趣味が楽しいものではなくなるため注意が必要です。
怪我をすれば日常生活や仕事にも大きな影響が出てしまいます。
走ることに決めた人が最終的な目標とするのはフルマラソンを走ることですが、いきなり42.195kmもの距離を走るのは不可能に近いです。
そのため、最初の目標は半分のハーフマラソンに設定するのが無難だといえます。
練習の方法は1つに限られず、人によって取り組みやすいものを選べばよいです。
水泳は高速で泳いでも意味がない
そこで本題の水泳をマラソンの練習に取り入れることについてですが、やみくもに水に入って泳ぐだけでは効果は薄れてしまうため、どのような形で水泳を取り入れるのかを考えなければなりません。
競泳の選手を目指すのではない以上、高速で泳ぐことにはほとんど意味がないのです。
あくまでも体力・持久力を向上させるために水泳を行うので、無理のないペースで泳ぐようにする必要があります。
マラソンに役立つ水泳の練習方法
陸上での走り方は限られていますが、水中での泳法には多くの種類があるため、どの泳法にするのかを決めなければなりません。
いわゆる自由形は速く泳ぐためのものなので、マラソンの練習に取り入れるのには向いていないのです。
平泳ぎのように、ゆっくりと泳ぐことが可能な方法を選ぶようにしなければなりません。
また、フルマラソンが長距離だからといって、水泳も長距離にする必要はないといえます。
泳いでいて疲れてしまうのでは意味がないので、身体に一定の負担がかかる程度にとどめるのが無難です。
長時間にわたって水中にいると、陸上で過ごしているときよりも体力の消耗が速くなります。
そのため、あまり長い時間の練習をするのは禁物です。
全く疲れないレベルでは体力・持久力の向上につながらないので、少し疲れるところまで平泳ぎなどで調整するようにします。
泳ぎ始めたばかりの段階では、いつまでも泳げるような錯覚に陥ることが多いですが、実際に泳いでみると予想以上に体力を消耗し、マラソンをするときの支障になりやすいです。
練習時間をまとめて取るのではなく、分散するのが基本です。
マラソンの練習に水泳を取り入れるまとめ
いかがでしょうか。
泳ぐことでマラソンに必要な体力や持久力を鍛えることができます。
ただし、無理なペースで泳いだり長時間泳ぐのは避けましょう。
ランニングに飽きたときは水泳を練習に取り入れてみるのもいいのではないでしょうか。
冬場でも温水プールで泳げますので。