マラソンのレースや練習中に、親指の付け根が痛んだり、親指の出っ張りが当たって痛みが生じるなどの悩みを持っている人は多いものです。
これは外反母趾の症状であり、走っている最中に親指の痛みがでてくると痛みが気になって走れなくなってしまいます。
また走り始めた時は痛みがなかったとしても、長く走ったりスピードを上げたりすると痛みが出てくるケースも多く見られます。
このような外反母趾の症状には、しっかりと対策を行うことが重要です。
対策を行わず無理して走ってしまうと、余計に症状を悪化させてしまうこともあるので、この記事では外反母趾の対策法を紹介したいと思います。
外反母趾の対策1 サポーターをする
外反母趾の対策としてまず第一にあげられるものは、定番グッズのサポーターです。
サポーターをしたからと言って外反母趾が治るわけではありませんが、負担を緩和することによって、痛みの緩和にはつながります。一般的なサポーターを着用した場合には、生地が厚いので靴下を重ね履きした時に邪魔になってしまいます。
そのためサポーターを選ぶのであれば、マラソン用の薄手のものを選ぶと良いでしょう。
サポーターをすると汗で蒸れてしまうかもしれません。
これにより足にマメができてしまったり、靴ずれを起こしてしまうなどのほかのトラブルの原因にもなってしまうため、できる限り通気性の良いものを選ぶようにしましょう。
外反母趾の対策2 5本指ソックスを履く
二つ目の対策としては、5本指ソックスが挙げられます。
通常の靴下の場合には、指先は一つの筒状となっているので、足の指は変形しがちとなります。
しかし5本指ソックスを着用した場合には、5本の指がそれぞれ独立する形となるので、このような変形を予防することにつながります。
外反母趾に悩んでいる人は、5本指の靴下を着用する人が多く、専用の商品も数多く販売されています。
近年ではマラソン用のソックスも人気で、通気性もよく滑り止めも付いていて、クッション機能が備わっているなど、様々な機能を兼ね備えた靴下も販売されているので、これを履いてみるのも一つの手段です。
詳しくは5本指靴下について書いてある記事を参考にしてください。
外反母趾の対策3 矯正用のインソールに変える
そしてシューズのインソールを矯正用のインソールにかえてみるのもよい方法と言えるでしょう。
一般的なシューズに備わっているインソールは、平均的な足の形に合わせて作られています。
そのため悩みを抱えている人にとっては合わないことが多く見られます。
できれば自分の足の形に合っているオーダーメードのインソールを作るのが望ましいですが、近年ではトラブルに悩んでいる人向けに販売されているものも多いので、まずはそれを利用してみるのもよい方法です。
足本来の機能を引き出すためのアーチサポート機能や、足への負担を軽減することにつながるクッション性に優れている商品を選ぶと良いでしょう。
また特別な大会などに参加する場合には、テーピングを利用するのもよいでしょう。
外反母趾特有の痛みを抑えながら走ることができます。
練習の時に毎回テーピングをするのはなかなか難しいですが、レース本番などのここぞといった場面ではおすすめの方法です。
マラソンの敵外反母趾の対策まとめ
いかがでしょうか。
サポーター・5本指ソックス・矯正用のインソールを紹介しましたがどれも実践してみて一番向いていると思っているものを実践するといいでしょう。
外反母趾は辛いと思いますがこの記事を参考に克服できることを祈っています。