マラソンで結果を出せる場合には、足の筋肉や持久力などはとても重要になるでしょう。
本格的なマラソンをする場合であれば、才能も必要になってきます。
それらのものは必要最低限のものだとしたら、それにプラスアルファをしてつけ加えておきたいのが姿勢になります。
勉強でも仕事でもあるいは歩く時でも人間の姿勢はとても重要です。
その人の姿を見れば、その人の考え方や心の中までわかってしまうほどのものです。
このように考えると、マラソンの時の姿勢はとても重要になります。
走るときの恰好の中で、前傾姿勢と呼ばれるものが存在していることを知っている人もいるでしょう。
これはどのようなものかといえば前に体を傾けて走る形になります。
そこでこの記事では、マラソンで前傾姿勢で走るメリットとデメリットを紹介したいと思います。
マラソンを前傾姿勢で走るときのメリット
このような形で走る場合のメリットがあるとすれば、前に体重がかかっているため速く走ることができる点です。
歩く時も、なんば歩きと呼ばれるものが昔からありました。
このある日方は、明治時代ぐらいまで日本人が一般的に利用していた歩き方の一つとされています。
このある日方の特徴は、体を前のめりにすることで、速く歩くことができるのがポイントになります。
実際に、昔の飛脚などは1日200kmを歩いたといわれていますが、体を前に傾ける姿勢が基本だったわけです。
これをマラソンに応用すると、体を少し前に傾けた状態で走ることになるため、スピードが出やすくなるでしょう。
このように考えると、走る時には体を少し前に傾けた方がよいのではないかと考える人も出てくるわけです。
マラソンを前傾姿勢で走るときのデメリット
ところが、実際にはメリットはあるもののその半面デメリットもあることを理解しておかなければできません。
いったいどのようなデメリットがあるかといえば、筋肉や関節に大きく負担がかかってしまうことです。
短距離ならばまだ負担は小さいですが、まだそのように長距離を走り続ける場合には極端に使う筋肉と使わない筋肉に違いが出てしまいます。
前傾姿勢をとった時によく使う筋肉を徹底してトレーニングすれば筋肉は強くなるものの、腰やひざの関節を痛めてしまう可能性が少なくありません。
下手をすれば、マラソン生命にピリオドを打つことになるでしょう。
このように、加速はするものの前に傾けるのは短距離選手などには多い傾向にありますが、長距離選手にはあまり向きません。
そもそも短期的に爆発的に前進するわけではないため、必要のない姿勢の一つと言えます。
では、理想のホームはどのようなものかといえば、上にのびるような形で走ることです。
この場合、背筋が伸びた状態になるため、足腰に負担がかかりにくいです。
ただこの場合にも問題点があり、加速するときにはやや不利なことです。
そこで、最初に加速する場合だけ前に倒れ込むような形にするとよいかもしれません。
マラソンで走るとき前傾姿勢まとめ
いかがでしょうか。
まとめると、前傾姿勢は加速するときには非常にメリットがあります。
ですが、長距離の場合ずっと前傾姿勢を保ち続けると筋肉や関節に負担がかかってしまい痛みを伴うことになるわけです。
私はマラソンに関しては前傾姿勢で走るのはおススメできません。