マラソン大会後1週間は完全休養期間!?その訳は?

フルマラソンを完走し、かなり苦しい道のりを完走したにもかかわらず、レースの疲れや筋肉痛がとれてくることで、完走の感動が蘇って次の大会に参加したいという気持ちが徐々に盛り上がってくることがあると思います。

マラソンはそのな不思議な魅力をもったスポーツであることは、初心者でも大会に参加したのことがあれば、実感したことがあるのではないでしょうか。

参加したことがないのであれば是非体験して頂きたいものです!

そこでこの記事では、次の大会に向けた練習をいつ再開するのが良いかを説明したいと思います。

練習再開はフルマラソンから1週間後にするべき理由はテストステロン

運動による過剰ストレスを示す指標として男性ホルモンのテストステロンというという物質がありますが、マラソン後におけるテストステロンと、性腺刺激ホルモン(LH)量は、マラソン終了直後はテストステロンはほぼ変わりませんが、翌日には大きく低下して元通りに回復するまでにはほぼ1週間を要します。

 

 

一方、LHは、精巣での男性ホルモンの合成を刺激するホルモンですが、テストステロンとは逆の動きをしており、マラソンレース中から運動直後まで横ばいで推移した後、大会の次の日をピークとして徐々に下がり続けていることが判明しました。

この結果から、男性ホルモンの低下に伴い、LHが大量に分泌されたにもかかわらず、精巣では男性ホルモンが作れなくなっていたことがわかりました。そして、それが元の状態に戻るためには、1週間程度かかることがわかりました。

つまり、大会のダメージは1週間以上続くということが、このことから推測できます。

 

 

本格的な練習再開はフルマラソンから1ヶ月後にするべき

マラソンのコース条件による筋肉の損傷具合や疲労によりますが、少なくとも大会を終えてから1週間は軽めのジョギングすらしないで完全休養期間とした方がよさそうですね!

さらに、脚の筋肉が完全に回復するまで、およそ1ヶ月かかりますので、その期間は距離とスピードを控え目にした軽めのトレーニングを心がけましょう!

疲労回復度は年齢やコースコンディション、マラソン歴などの要素によって、かなりの個人差があります。

全てのランナーを一括りにはできませんが、トップアスリートは次の大会出場まで数ヶ月の時間をかけて調整を行っています。

次の大会に出たいという、はやる気持ちを抑え、自分の身体の状態を見極めながら次の大会に向けた練習計画を入念に立てましょう!

とは言ってもフルマラソン完走から1週間以内に既に練習再開できるほどに回復できる方はそういないはずです。

私自身もフルマラソン完走から1週間以上は練習を再開する気力がなかったものです。

フルマラソン後の休養期間まとめ

いかがでしょうか。

テストステロンが完全に復旧するのが大会から1週間後になるのでそれまでは練習をしないようにしましょう。

脚の筋肉が完全に復旧するまでに1ヶ月かかるのでハードな練習をするのは大会から1ヶ月後にしましょう。

この記事を読むことでフルマラソン後の調整方法がわかってもらえたら幸いです。