マラソンでタイムを縮めたいならば、とにかく走る練習をすればいいと思っているならば間違いです。
足ではなく手の握力を鍛えることもマラソンをやる上では欠かせません。
そこでこの記事では、マラソンを走る上で握力を鍛える必要性について解説したいと思います!
マラソンを走る上で握力を鍛える意味
握力を鍛える必要がある理由をまとめていくと、まず上半身を下半身のバランスを取る意味で効果があります。
何も意識しなければ普通に走っていても動かすのは足ばかりですから、下半身の筋肉だけが鍛えらます。
足だけが強く上半身が鍛えられていないと、体幹はバランスを取ることができません。
たとえば体重を支えることができずに前傾姿勢になったり、右や左に傾いてしまう恐れもあります。
そのように体幹が崩れることでフォームが乱れれば、効率的に走ることができません。
乱れたフォームで風の抵抗を受けたりまっすぐに走ることができなくなれば、当然のことながらスピードが落ちます。
結果的に体力は消耗しタイムは長くなります。
マラソンを走る上で握力を鍛えると現れる効果
そこで握力を鍛えてみたらどうなうのかを考えてみましょう。
「握る力」と書きますが、簡単に言えば指を使ってものを掴む力です。掴む力を強くするということは、前腕筋を鍛えるということを意味します。
体幹のバランスを整えるということであれば、前腕筋がある肘から先だけを太くしても足りません。
ですが、腕を使った様々な動作をするために使われる筋肉ということを考えればそれ以上の効果が生まれます。
なぜなら、腕の筋肉だけでなく腹筋や背筋を鍛えるためのトレーニングをするならば、握力が強いほうが効果的な鍛え方ができるからです。
それに、マラソンで走る人が、走るときに勢いをつける腕振りにも影響が出るのでやっておいたほうがいいでしょう。
腕振りは、マラソンで行う一連の動きの中でもタイムに深く関係する動作です。
腕振りをするときには肩甲骨を動かすようにするということが言われますが、それにしても腕に力が入らなければ終盤にはバテてます。
握力を鍛えて前腕筋を強くしておくのは、最後までスピードにのって走るためにも必要なことです。
あとマラソンでは速く走るためには、練習をしている時間だけでなく日常の生活でどれだけ体を使っているのかも影響しています。
日常の生活では走り回ることはなく、ものを持ち上げたり何かを操作したりと細かい作業が大半を占めます。
そういった細かい作業では、指がどれだけ動くのかが充実した日常生活を送れるかどうかの鍵です。
握力を鍛えるメリットまとめ
もし、握力が弱ければ日常生活を満足に送ることなどできません。
それは家事や仕事ができないといった実務的なことだけでなく、精神的な充実度にも繋がります。
マラソンは、ただひたすらにゴールを目指しは走る運動です。
そこにある辛さを乗り越えるためには、走ることへの意欲や辛いことがあってもゴールについたときの喜びを想像できるポジティブな思考が必要です。
そういった思考は、突然生まれるわけではなく日常生活でいかに充実しているかも深く関係しています。
ですから握力を鍛えることは、走るモチベーションを維持するのにいい影響を与えるといえます。