マラソンを始めようと考えている中でどのようなことを重点的においてシューズを選ぶべきかわからない方がいると思います。
そこで、この記事では、マラソンに適したランニングシューズの選び方に解説したいと思います。
自分の足に合ったランニングシューズを探す
まず足に合ったランニングシューズを探す必要があります。
その場合、まず自分の足型を確認することが重要です。
足の形は人によって異なりますが、主に3つのタイプに分かれます。
スクエア型は比較的指の長さが揃っていて、エジプト型は親指が長く小指に向かって下がっています。
ギリシャ型は、人差し指が長いタイプです。
スクエア型の人は小指の圧迫に注意する必要があり、エジプト型の人は親指のつま先に注意します。
ギリシャ型は比較的靴になじみやすい形ですが、幅の確認は必要になります。
自分の足の特徴をよく知り、どの部分の保護が必要かを事前に確認しておきます。
フルマラソンでタイムを競うのではなく、日常生活の中でジョギングを楽しむのであれば、履きなれた運動靴で十分で、特にシューズを吟味する必要はないです!
マラソンのシューズ選びは足の着地方法で決める
シューズ選びの基本は、ストライク走法にせよピッチ走法にせよ、ランニングフォームとはあんまり関係なく、足の着地方法によって異なります。
かかとから着地して、親指の付け根あたりで地面を蹴って前進するヒールストライクの場合、かかとが地面に接地する際の衝撃が膝や足全体に負担となってかかってきます。
スロージョギングで提唱しているフォアフット着地は、足の指の付け根あたりで着地し、そのまま体重を乗せてすばやく脚を前面に送り出す走法です。
このフォアフット着地法においては、ソールの厚さは必要なく、全体的に薄いソールの方が走りやすいです。
かかと部分のソールが厚いシューズを履くと、つま先立ちのような姿勢になりやすく、つま先立ちで走るとふくらはぎに負担がかかるので、注意が必要です。
フォアフットに適したシューズは地下足袋型!?
フォアフットに適したシューズは、路面の凹凸や小石などからの足の裏を保護する程度の薄い靴底と、足の指でしっかりと大地をつかむような感覚を感じられる地下足袋のようなものが理想といえます。
それに最も近いシューズでランニング足袋があります。ランニング足袋をクリックするとそれについて説明のある記事をご覧になれます。
その他にもWILDINGというシューズメーカーでは、和紙を素材にした地下足袋風のスロージョギング専用のランニングシューズを開発中です。
また、近頃は多くのスポーツメーカーでもソールの薄いランニングシューズが発売されています。
ランニングシューズに求められる特徴
シューズを履いたとき、つま先に余裕があり、足の指が自由に動く適度な大きさ、かかとから足の横側にかけては、足にぴったりとフィットするシューズを選ぶとよいでしょう。
また靴紐は、靴擦れを起こしてしまわぬよう、しっかりと結んでおくことも大切です。
ランニングシューズの役割は、衝撃を吸収し脚の負担を軽減することではありません!
路面の障害物などから足を保護することが目的です。
そもそも獲物を追って、草原を何日も走り続けた私たちの祖先は裸足だったので!
本来、人間には裸足で走ることのできる能力が基本的に備わっています。
あえてランニングに最適なシューズをイメージするならば、裸足間隔で走れる、疲れを感じさせない軽さと薄さ、なおかつ、大地の感触を指で感じられる自由さ、走っているときにムレない通気性の良さ、それでいて足裏をしっかりと保護してくれるソールが理想です。
また、偏平足を改善したい方は偏平足を改善用のソールに変える必要があります。
そこで注意すべき点は、ちゃんとソールを変えることができるシューズであるかどうかです。
というのも下の画像のようにソールが剥がせないシューズがあるからです!
下の画像のようにソールを剥がせるシューズを選ぶようにしてください!!
シューズ選びに悩む方は店員と相談するのもあり
また、スポーツ用品店などの専門店でコース内容や目標タイムを店員に話すと適した商品を紹介してくれます。
専門店に行った場合は、必ず足のサイズを測定してもらいましょう!
自分の足の正確なサイズを知らないと、走ったときにトラブルになりやすいです。
ランニングを行う場合は、つま先の余裕が必要になります。
普段履いている靴のサイズでは合わないケースもあるので、店で測定してもらうことが大切です。
マラソン大会に出場する人のゴールタイムを調べると、フルマラソンを2時間代でゴールできる人もいれば4時間以上かかる人もいます。
走るスピードが違うと走り方も使っているランニングシューズも異なります。
スピードが速い人が履く製品は、靴底に引っかかりのよい素材を使っているものが多いです。
スピードを出しやすい靴ですが、足への負担や衝撃が大きいという側面もあります。
初心者の場合は足の負担について理解できない人も多いので、知識が豊富な専門店の店員に選んでもった方が無難です。
店員に選んでもらったら、試し履きをします。
試し履きをする場合はコツがあります。
靴紐を足先まで緩めて、前の部分から順番に締めなおします。
最初に足のかかと部分に足を合わせて、靴紐を締めてみます。
かかとには型が入っていますが、この部分には足と靴を一体化させる役割があります。
型は靴紐では調整ができないので、快適にフィットするか確認しておきます。
かかとを合わせてみて、靴紐で締めた状態の足の甲や横の部分のフィット感を確かめます。
ランニングシューズは、走っているうちに足になじむようになります。
ランニングシューズの選び方まとめ
購入する際は、適度に締まった状態が理想です。
足先のチェックも重要で、つま先部分に指半分から1本分の隙間が開いているかを確認しておきます。
小指部分や親指部分のあたりが窮屈でないかも確かめます。
慣れている人でもランニングシューズを買い替えるときは迷う人が多いです。
足の感覚は繊細なので、自分が履いてみたフィット感や快適さで選ぶことも大切です。
専門店の店員と相談しながら試し履きをして、最終的には自分の感覚を信じて選択します。